どうもbondです
漢 a.k.a. GAMIというラッパーの自叙伝「ヒップホップドリーム」を読んだら、内容がかなり危な面白い感じだったので感想と備忘録を兼ねてここに書きたいと思います
小五で自分の名前を漢字で書けない
MC漢が小五のときに仲間達と集団窃盗で万引きGメンのおばちゃんに捕まって交番に連れていかれた話が書かれていた。
漢はアイチ君って子と一緒に交番に連れていかれて書類に自分の名前を書かされるんだけど、アイチ君は平仮名で「あいち」と自分の名前を書いた。その後、漢とアイチ君のお母さんが迎えに来て、お母さんも書類に名前を書かされるんだけど、その書類に「愛智」と書いた。
その時でアイチ君は自分の名前に漢字があることを初めて知ったそうです。
これってすごくないですか?
江戸時代ならありえそうな話だけど、現代の日本でそんなやつがいる環境ってなかなかないと思う
この話だけでも漢はラッパーになるべくしてなったんだと思いました
ラッパーはリアルでなければならない
MSCのメンバーPRIMALがMCバトルで相手に「今度お前を見かけたら刺すからな!」と言って、それを本当に実行するという話からもMSCがいかにリアルにこだわっていたかがわかる
事実でないことを言ってしまっても、1週間以内に実行すればリアルだというルールまで設けていたというから驚きだ
普通の人間の感覚からするとかなりイっちゃってるけど、彼らかるするとそれがヒップホップだという認識みたいです
「刺す」を実行した時の詳細も書かれていて普通に読み物として面白いし、現実にこんなことがあるのかという感じで、小説を読んでいるような気分的になった
ただ、過激なエピソードがいくつもある中でも一番衝撃的だったのが漢が結婚していて子供もいることでした
コメント